非破壊試験
概要
非破壊試験は、素材、機器、溶接構造物等の、表面欠陥、内部欠陥や損傷の有無などを、切断したり分解したりすることなく試験する手段です。試験方法には、目視試験をはじめとして、放射線透過試験、超音波探傷試験、磁粉探傷試験および浸透探傷試験などがあります。
適用対象
- 素材、機器、溶接構造物
検査項目
- 放射線透過試験:部材の内部にある欠陥の有無や内部の様子を調べる。
*炭素鋼で板厚50㎜まで可能(50㎜以上はご相談ください。) - 超音波探傷試験:内部欠陥の有無と表面からの位置を調べる。
- 磁粉探傷試験 :表面に開口している欠陥や表面近傍にある欠陥を調べる。
- 浸透探傷試験 :表面に開口している欠陥を調べる。
検査可能な規格
- 放射線透過試験:JIS Z 3104、3105、3106、3107
ASTM E1032
ASME Section Vartical 2(X線限定)
AW検定 - 超音波探傷試験:JIS Z 3060
鋼構造建築溶接部の超音波探傷検査規準
AWS D1.1/D1.1M - 磁粉探傷試験 :JIS Z 2320
- 浸透探傷試験 :JIS Z 2343
適用例
- 溶接構造物の溶接割れの有無調査
- 溶接部のスラグ巻込み、ブローホールの有無調査
- 配管の漏れ発生部の発生位置確認試験
- 配管の減肉測定
- アルミニウム溶接部の溶込み状況確認試験
- 鋳物素材の引け巣発生状況調査
*引合時に、鋼種、板厚、試験体の形状など、詳細を確認させていただきます。
【すみ肉溶接のX線透過試験の一例】
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