(28)熱分析
概要
熱分析は、物質の温度を調整されたプログラムに従って変化させながら、その物質(あるいはその反応生成物)の物理的性質を温度(または時間)の関数として測定する一連の技法です。
適用対象
- 金属
- ガラス、鉱物
- 有機物(油、潤滑油等)
分析項目
- 熱重量測定 (TG) :温度変化に伴う試料質量の変化を測定する。
- 示差熱測定 (DTA):温度変化に伴う試料と基準物質の温度差を測定する。
- 熱機械測定 (TMA):温度変化に伴う長さ変化を測定する。
適用例
- 鉱物の分解、脱水、転移温度の測定(TG-DTA)
- 金属の変態点、融点の測定(TG-DTA)
- 溶接フラックスの脱水、変質現象の測定(TG-DTA)
- 高分子や金属の熱膨張率測定(TMA)
- 高分子のガラス転移、軟化点などの測定(TMA)
保有機器の主な仕様
- 熱重量測定 : 測定温度範囲; 室温~1100 ℃、300~1700 ℃
- 示差熱測定: 〃 ; 室温~1100 ℃、300~1700 ℃
- 熱機械測定 : 〃 ; 室温~1500 ℃
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