(36) 溶接スパッタの測定
概要
溶接スパッタは、被覆アーク溶接棒や溶接ワイヤの端部および溶融池から飛散する溶融金属の微粒子です。スパッタ発生量の測定は、JISなどの規格がないことから各種の測定方法が行われていますが、一般には、「アーク点から飛散したスパッタを捕集箱で集める方法」で測定します。すなわち、下向ビードオン・プレート溶接を行い、その際に発生するスパッタを周囲に設置された銅製の捕集箱で集めて質量を計測し、単位時間当たり又は消費溶接材料量当たりのスパッタ発生量を求めます。
適用対象
- 溶接材料
- 溶接機
測定項目
- 単位時間当たりのスパッタ発生量(mg/min)
- 消費溶接材料量当たりのスパッタ発生量(mg/g)
適用例
- マグ・ミグ溶接ワイヤのスパッタ発生量測定
- 被覆アーク溶接棒のスパッタ発生量測定
- マグ・ミグ溶接機のスパッタ発生量測定
- マグ溶接でシールドガス組成とスパッタ発生量の関係調査
- パルス電流有無によるスパッタ量調査
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