(37) 高速度カメラによるアーク現象観察
概要
目視、通常のカメラでは追い切れない溶接現象を、高速度カメラを用いて観察します。撮影は、バンドパスフィルタを用いて波長960 nmの光だけを透過させる方式です。撮影した映像は、スローモーション再生することで、溶滴や溶融池、スパッタの挙動が明確に分かります。また、撮影時に電流、電圧を同時に測定することで、映像と同期した観察、解析が可能です。
適用対象
- アーク溶接全般
測定項目
- 撮影映像
- 映像に同期した電流・電圧波形
測定例
- マグ溶接の溶融池観察
- ミグ溶接のスパッタ発生状況調査
- 被覆アーク溶接の溶滴移行観察
- パルスマグ溶接の溶滴移行と電流・電圧の同期解析
保有機器の主な仕様
(ナックイメージテクノロジー MEMRECAM Q1v)
- 撮像素子 :30万画素
- 撮影速度 :50~87 000コマ/秒
- ピクセル設定:64×8~640×480ピクセル
- 電子シャッタ:1/100~1/166 000 秒
- メモリ :8GB
- フィルタ :バンドパスフィルタ(波長960 mm)
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