自動車ソリューション
コベルコ溶接テクノでは、各種アーク溶接・非アーク接合による試験体製作から、評価試験・コンサルティングまでのワンストップ・サービスを提供しています。*材料についてはお客様に支給をお願いすることもあります。
当社の溶接・接合試験メニュー
アーク溶接 | レーザ | 抵抗スポット | FSW | 機械締結 | |
炭素鋼(超ハイテン鋼など) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | - |
アルミニウム合金(押出材、展伸材、ダイカストなど) | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
異種材接合 | 〇 | 〇 | - | 〇 | 〇 |
①マクロ・ミクロ観察
②疲労試験、高温引張試験、硬さ試験など材料試験
③ヒューム、スパッタ発生量、温度測定
④バレストレイン試験による耐高温割れ性評価
(1)アーク溶接・各種非アーク接合による試験体製作・試作
①アーク溶接
複数メーカのアーク溶接機・ワイヤ送給制御法を活用し、試験体製作・試作および溶融池・波形などアーク現象を
可視化し、研究・開発を支援します。
【当社溶接ロボット・溶接電源の一例】
メーカ | ダイヘン | Panasonic |
電源 | Welbee P500L | TM-1400WG III |
ロボット | FD-V8 | |
最大電流 | 500A | 350A |
備考 | ワイヤ送給制御機能搭載 鉄鋼・アルミワイヤ送給可 |
ワイヤ送給制御機能搭載 |
【試験体製作例】
ご希望の継手形状に対応、異材溶接や溶接条件の最適化などのソリューションを提供します。
母材 | 超ハイテン鋼 980DP |
アルミニウム合金 A6022-T4相当材 |
---|---|---|
板厚 | 1.4mm | 2.0mm |
溶接ワイヤ | 超ハイテン用 MG-S120T, Φ1.2mm |
硬質アルミニウム合金 A5356-WY, Φ1.2mm |
シールドガス | Ar-20%CO2 | 100%Ar |
モード | パルス | パルス |
電流 – 電圧 | 111A – 23V | 111A – 15.5V |
溶接速度 | 90cm/min | 60cm/min |
【写真】
超ハイテン鋼 | アルミニウム合金 |
---|---|
②レーザ溶接
スキャナ搭載レーザ溶接ロボットを活用し、さまざまなレーザ走査パターンでの溶接試験が可能です。
発振器 | メーカ | IPG Photonics |
型式 | YLS-6000 | |
ロボット | メーカ | 安川電機 |
型式 | Motoman MC-2000 | |
制御装置 | リモートレーザ仕様 | |
ヘッド | メーカ | ワイ・イー・データ製 |
型式 | NMZZ-5013013-2 | |
最大出力 | 6kW | |
ファイバー径 | 100μm | |
焦点径 | 0.367mmΦ |
【試験体製作例】
母材 | 超ハイテン鋼 980DP鋼、板厚1.4mm |
アルミニウム合金 A6022相当-T4、板厚2.0mm |
||
継手種類 | 重ね継手 | |||
走査 | 直線 | ウォブリング | 直線 | ウォブリング |
出力 | 3kW | 4kW | 3.5kW | 4kW |
溶接速度 | 3m/min | 2m/min | 3m/min | 2m/min |
半径 | – | 1.5mm | – | 1.5mm |
出力 | – | 20Hz | – | 20Hz |
ビード外観 | ||||
断面マクロ |
③抵抗スポット溶接
複数の抵抗スポット溶接機を活用し、通電・ 加圧回数、電流波形を切り替え、ご要望の試験体を製作・試作いたします。
ロバスト調査(耐ギャップ、打角)の試験も受託致します。
メーカ | 株式会社ダイヘン | 電元社トーア |
最大加圧力 | 9.8kN | 10kN |
最大電流 | 20kA | 21kA |
加圧方式 | サーボモータ | サーボモータ |
電源特性 | 直流インバータ | 単層交流 交流インバータ 直流インバータ |
備考 | 5段階加圧 3段通電 パルス通電(9回) |
5段階加圧 単層交流(3段通電) 交流・直流インバータ(5段通電) |
【電流波形種類】
【試験体製作例】
(2)接合部の各種評価試験
接合部の評価・解析に最適な試験の組合せを提案します。また、 個々の試験結果を連成して考察し、課題解決に向けたソリューションを提供します。
【溶接試験】
ステレオ画像相関法による変形計測
拡散性水素測定
温度測定(熱電対、光ファイバー等)
溶接シミュレーション
ヒューム・スパッタ量測定他
【性能評価】
せん断引張試験
十字引張試験
平面曲げ疲労試験
ビッカース硬さ試験他
【マクロ観察】
3.溶接変形および残留応力測定-溶接現象の可視化
溶接では局地的な急熱・急冷が避けられないため、残留応力や溶接変形の発生が避けられません。
溶接構造物の性能や生産性に影響を与える残留応力や溶接変形を計測・可視化します。
・溶接条件や順序、拘束などを変更し、溶接変形への影響を可視化できます。
・CAE解析の検証に活用できます。
コベルコ溶接テクノでは溶接による試験体製作からCAE解析、溶接変形や残留応力測定の
一貫したサービスを提供します。
・残留応力測定メニューのご紹介はこちら
・ステレオ画像相関法のご紹介はこちらから
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