(10) シャルピー衝撃試験
概要
シャルピー衝撃試験は、切欠きを入れた試験片にハンマーで衝撃を加え、その衝撃吸収エネルギーを測定することによって、材料のねばり強さ「靭性」を調べる試験です。また、衝撃を加えて破断した面にはキラキラした破面(脆性破面)と、暗く光沢がない破面(延性破面)があります。元の試験片断面積に対する脆性破面の割合(脆性破面率)を、いくつかの温度で試験した衝撃試験片について測定することで、破面遷移温度を求めることができます。
ぼうだより技術がいど記事へのリンク
- 溶接部のじん性評価方法
- 金属材料全般
- 衝撃値(吸収エネルギー)
- 脆性、延性破面率
- 遷移温度
- 横膨出
- 炭素鋼、特殊鋼溶接金属のシャルピー衝撃試験
- 耐熱鋼溶接金属の脆化熱処理後材の破面遷移温度測定
- 海洋構造物用低温用鋼のシャルピー衝撃試験
- ステンレス鋼の横膨出量測定
- 試験温度
- -196~250 ℃
適用対象
試験項目
適用例
保有機器の主な仕様
JIS仕様機、ASTM仕様機(試験方法:JIS Z2242、ASTM E23)
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