(51) 接合研究例-1(鋼/アルミニウム合金のスクラムリベットMIG溶接技術) *)

内容

○自動車へアルミニウム合金を適用するためには、鋼/アルミニウム合金の異材接合技術の確立が必要と思われます。しかし、MIG溶接では接合界面に脆弱なFe-Al系金属間化合物が生成して十分な強度が得られません。この対応策として、重ね継手で上板の鉄に孔をあけてその孔の上からAlワイヤでMIG溶接を行う「スクラムリベットMIG溶接法」を開発しました。
○「スクラムリベットMIG溶接法」は、① MIG溶接をベースとしているため簡易な設備で溶接が可能である、② Fe-Al系の金属間化合物の生成を無視できる などの特長を有しており、他の異材溶接法に比較して優位性があります。引張強度は、アルミニウム合金母材の70%を確保できます。
○本研究は、経済産業省からNEDOが平成16年度エネルギー使用合理化革新的温暖化対策技術開発(自動車軽量化のためのアルミニウム合金高度加工・形成技術の開発事業)として受託したものです。新溶接法の開発は、㈱神戸製鋼所 技術開発本部との共同研究です。


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