(21) FE-SEM(EDS/EBSD付)観察
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概要
電界放射電子銃式走査型電子顕微鏡(Field Emission Electron Gun type Scanning Electron Microscope;略してFE-SEM)は、汎用SEMよりも更に細く絞った電子線を試料に照射、走査することによって、より鮮明な(高い分解能の)拡大像などが得られる装置です。また、細く絞った強い電子ビームを利用して結晶方位解析法(Electron Back-Scatter Diffraction;略してEBSD)を用いると、結晶方位や結晶構造の解析を行うこともできます。
パンフレット
適用対象
- 金属材料全般
- セラミックス
- 繊維(蒸着処理必要)
観察項目
- 40~500,000倍での表面形態観察
- 40~100,000倍での反射電子像観察
- エネルギー分散型X線分析装置(EDS)による元素定性・半定量分析(B~U)。
- 微小領域の元素同定(定性分析・半定量分析)
- EBSDによる結晶方位や結晶構造の解析
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適用例
- 原料鉱物微粉末の表面形態観察(無蒸着観察)
- ステンレス鋼における鋭敏化状態(炭化物生成)と結晶方位との関係調査
- 溶接金属凝固組織の結晶方位解析
- 一方向凝固合金の結晶方位解析
保有機器の主な仕様
- FE-SEM
- 分解能;1.5 nm、加速電圧;0.2~30 kV、観察倍率;15~500,000倍
- EDS分析装置
- 分析元素;Be~U
- EBSD解析装置
- 結晶方位;解析最小直径≦0.2 μmφ
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