(38) シュリーレン法によるシールドガス観察
概要
気体や液体および固体(透明体)の密度差を目に見える形に表す手法が、シュリーレン法です。密度差のある観察対象は、場所によって屈折率も異なるため、光の明暗として観察されます。溶接現象へのシュリーレン法の適用では、ガスシールドアーク溶接(マグ溶接、ティグ溶接)のシールドガス流量の影響確認やノズル形状によるシールドガスの流れ調査などに用いられます。
適用対象
- 各種溶接機
観察項目
- シールドガスの状況
観察例
- シールドガス流量の影響観察
- ノズル径ごとのシールドガスの状態観察
- トーチ角度によるシールドガスの状態観察
- スパッタが付着した場合のシールドガスの流れ確認
- 特殊形状ノズルを用いたシールドガスの状態観察
保有機器の主な仕様
- 観察方法 :レンズによる二面対向法
- 光源 :水銀灯
- シュリーレンレンズ:焦点距離 1000 mm、有効径 100 mmφ
- その他構成 :ナイフエッジ、CCDカメラ
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